ごじゃっぺなコラム

嘔吐恐怖症の私が結婚・妊娠・出産・子育てを経験。あなたもきっと大丈夫です!

 

このページを見てくださる方はご自身が嘔吐恐怖症である方がほとんどだと思います。

嘔吐に対する恐怖が強く、

「私はこんな状態で、今後結婚や妊娠・出産はできるのかな?」

「実際の子育てはどうなるのかな?」

と不安を感じていることと思います。

その気持ち、自身も嘔吐恐怖症である私には本当によくわかります。

まず、結論から言いますと《嘔吐恐怖があっても結婚、妊娠・出産、育児全部大丈夫だよ!》です。

実は先週二人の子が立て続けに嘔吐しまして、その対応や片付けをしていたのですが、ふと「私、前に比べてかなり嘔吐恐怖なくなったな。」と思えたのです。

私も幼少のころから嘔吐恐怖があり、周囲の理解が得られずずっとつらく悲しい気持ちでいました。

えりまる
えりまる
このままで私は結婚、妊娠・出産、そして子育てなんてできるのだろうか・・

そんな時、私を救ってくれたのがネット上にある同じ嘔吐恐怖症の方々の体験談でした。

今後の生活に不安を感じている時は、きっとひとつでも多くの事例が知りたいですよね。

そこで今回は《私が結婚、妊娠・出産、そして子育てを通して得られた思いや経験》をお話してみたいと思います。

まずは気を楽にして、実際の結婚してからの生活はどんなもんなのかな?くらいの気持ちで読んでみてくださいね。

※嘔吐恐怖症の程度は様々です。

嘔吐が連想されることや、嘔吐という文字を見るのもきつい、という方はまず目次を参考にゆっくりと目を通すことをおすすめします。

決して無理をしないでくださいね。

嘔吐恐怖症ってなに?実は意外と一般的かも?

嘔吐恐怖とは、自分が吐くこと・他人が吐くことに対して、強迫的に恐怖を感じる状態を指す。
幼少期などに、自分が嘔吐したことで苦しい思いをしたり、恥ずかしい思いをしたこと、または他人の嘔吐を目撃して激しい嫌悪を感じたことなどによる場合が多い。

Wikipediaより引用

「自分や他人が嘔吐することに恐怖を感じていること」が、自分以外の人にもあてはまることを知らない人もいるのではないでしょうか?

実は私もそうでした。

 

大人になるまで

「嘔吐に恐怖するなんてどうしてだろう?」

「他の人は平気そうなのに、どうして私だけがおびえているんだろう?」

と孤独を感じていました。

 

まずは広い視野でみれば

  • 嘔吐恐怖症の人は他にもいっぱいいる
  • Wikipediaに載っているくらいメジャーなこと

ことと理解できると少し気が楽になりますよね。

 

 

私の嘔吐恐怖症の症状

嘔吐恐怖症が始まるきっかけやその症状は本当に人それぞれですよね。

私の場合は物心つくころから嘔吐恐怖があったと思います。

 

きっかけは家族で並んで寝ている時に、私の隣でお酒に酔った父が吐いたこと。

その後もトイレで大音量で吐き続ける・・。

私は一晩中恐怖で泣きながら震えていました。

 

その一件以来、父が夜遅くに帰宅すると

「また飲んだのでは?また吐くのでは?」

「また恐ろしい思いをするのではないか?」

と思うといてもたってもいられないようになりました。

 

本来ならそこで距離をとれればトラウマにならなかったのかもしれません。

いかんせんその時私は小学生。逃げ場がありませんでした。

 

父が飲み会に行くたびに、何度も同様に怯えているうちに、嘔吐への恐怖が自分の心にすりこまれてしまったのではないかと思います。

 

以降、社会人になるまで

  • 自分の近くで人が吐きそうになった
  • 実際吐いた
  • 吐いたものを見かけた

などの状況になると動悸、冷や汗、落ち着かなさ、震え、自分も気持ちが悪くなるなどの症状に襲われ、その場から逃げるように去るようになってしまいました。

 

たとえば胃腸炎などで吐きそう、というやむを得ない状況でも同じでした。

《頭では心配だと思っていても、体は逃げ出してしまう》といった感じ。

吐き気のある人の介抱は絶対NGでした。

 

また自分自身が具合が悪く吐きそうになっても、同様の症状に悩まされました。

なんとか必死で自分だけは吐かないようがんばり、物心着いてから20代半ばになるまで吐いたことはありませんでした。

飲酒についても「自分も吐くのでは?」と思い昔から全く楽しめなかったです。

 

つまり私は、他人も自分も吐くのは無理。見るのも聞くのも全くダメ!という状況でした。

そんな状況の中、私もついに結婚することになりました。

 

時とともに嘔吐恐怖症はだんだん和らいでいった

新婚時代

結婚相手が嘔吐恐怖症を理解してくれるのかは本当に心配ですよね。

結婚するにあたり夫に自分の嘔吐恐怖について説明しましたが、ろくに意に介する様子はなかったです。

「病気で具合が悪いこともあるのに信じられない!」とか

「そんなの聞いたことない、おかしい!」

とか言われたらどうしよう、と一大決心で伝えたので、この対応には拍子抜けしました。

 

どうやら、「まぁそんな風に感じる人もいるのかな。」という思いだったようです。

これは個人の理解度や見解によるので、夫の考え方はラッキーでした。

ただ、旦那が酔って帰ってくるのはやっぱり怖いままでした。なので、嘔吐恐怖症については理解はされたものの、特に症状は変わりなかったです。

 

嘔吐恐怖症を結婚相手に理解してもらえるのか?という問題は、正直に話せば案外簡単に受け止めてもらえるかもしれません。

 

妊婦時代~出産の時

私はつわりで吐くのがどうにも恐ろしく、なかなか妊娠に踏み切れませんでした。

ほんの1日吐くかも?と思うだけでもしんどくてつらいのに、それが何日も・・

時には数か月続くなんて・・・考えただけで泣きそうになりますよね。

 

でも何度考えても「どうしても子供が欲しい!!」という思いは変わらなかったので、思い切って妊娠に踏み切りました。

 

そしたらなんと妊娠してすぐから重度のつわり!!

一切なにも食べられず飲めずで、2週間でみるみるうちに8キロ痩せてしまいました。

結局妊娠6ヶ月頃までつわりが続いたので、この時が人生で最も辛くて苦しかったです。

つわりが終わっても、後期にお腹がでてくると胃が圧迫されてまた別の気持ち悪さに襲われました。

妊娠期間中は吐き気をこらえることや、それに伴う恐怖が本当につらかったです。

 

でも、本当に極限に気持ち悪くて吐きそう、という状況だと

「もう吐いて楽になりたい。」

と思っている自分に気づきました。

 

「他人が吐くのはだめでも自分が吐くのは平気かも?」と思えると、少し肩の荷がおりました。

ちょっと都合がいい考えかもしれませんが・・

 

出産の時もあまりの痛みで吐くと聞いていたので怖かったのですが、実際吐きそうになりました。

でもこの時も陣痛がとてつもなくきつくて楽になりたい一心で、

「もう吐いてもいいや。」と思えることがわかりました。

 

他の人が吐くのはだめでも自分が吐くのは意外と平気かもしれません。

それは薄情なんかじゃないです。

少しでも平気と思えることを見つけていきましょう

 

育児開始~現在まで

「自分が吐くのが平気かも。」

と思えるようになった一方、人が吐くのは苦手なままでした。

なので子供の具合が悪い時看病できるのか、妊娠中からずっと心配していました。

 

そんな時は他の方の体験をブログで見たりして情報収集しました。

探してみると

「嘔吐恐怖症だったけど、子供の嘔吐の片付けや看病はなんとかがんばれた。」

という方が多く、とてもはげまされたのを覚えています。

 

たとえば、アメブロ人気ブロガーのたまこさんpicoさんも嘔吐恐怖症なんだそうです。

程度は異なるかもしれませんが、

「私以外にも回りに嘔吐恐怖症のママっているのかも?」

「意外となんとかなるのかもしれない

と思えるきっかけになりました。

 

さて実際子供が生まれてみると、赤ちゃんってかなり吐きやすいんです。

でも吐くものって母乳かミルクがそのままでてくるし、吐く時も声はほぼでません。

「あれ?意外と平気・・こんなもんか・・・。」と拍子抜け。

赤ちゃんとはいえ、自分以外の人間が吐いても平気だったことに少し自信がつきました。

 

初めて子供が本気の嘔吐物っぽいものを吐いた時は、さすがにドキドキや震えが止まりませんでした。

でも子供を心配する気持ちが勝りなんとか片付けができました。

めちゃくちゃ必死でしたが・・

 

このようにこどもの嘔吐は少しずつ段階を経て大人のようになって行くので、こちらもちょっとずつ自信を積み重ねることができたように思います。

 

長い間嘔吐への恐怖を感じていたことで、必要以上に嘔吐に対するイメージがどんどん悪くなってしまっていたのかもしれません。

嘔吐恐怖症の治療には

嘔吐を連想するようなものから始まって、実際に嘔吐物を見れるようにだんだん慣れていく《暴露療法》というれっきとした治療法があります。

これはちょっとずつ慣れていくことで、『意外と大丈夫だな』という自信をつけつつ嘔吐に対する過剰なまでの悪いイメージをなくしていくことが狙いのようです。

私が子供が吐くのに少しずつ慣れていったのは、この暴露療法と同様のメカニズムではないかな、と思っています。

 

子供の嘔吐時の看病についてはこちらで記事にしていますので、合わせて読んでみてくださいね。

子供の嘔吐が怖い!嘔吐恐怖症な私の看病のコツ&役立つグッズを紹介します 「子供は欲しいけど、嘔吐恐怖症があって子供の嘔吐が怖い」 「子供が吐いた時、私に看病なんてできるのかな?」 そんな風...

 

子供は少しずつ大きくなり、嘔吐もそれに伴って少しずつ本格化していくので、ママもゆっくりと慣れていくことができます。

自然な暴露療法で嘔吐に対する過剰な悪いイメージを取り去っていきましょう。

 

まとめ:嘔吐恐怖症でもなんとかなる!幸せな人生がまっています。

嘔吐恐怖症は他人から理解されにくい心の動きですよね。

他人から理解されない、自分でも心をコントロールしきれない、などあなたも今まできっとつらい思いをしてきたと思います。

でも高所が苦手なひと、虫が苦手なひとなど、人が苦手なことって様々ですし、言ってみればみんな何かの恐怖症なんです。

だからこそ、まずは自分で「嘔吐恐怖症でもなんとかなるさ、他の人と変わりないんだから大丈夫。」と思えることが大切だと思います。

その上で、嘔吐恐怖症があっても普通に人生を送っている人はたくさんいるんだっていうことをネットを通じて知り、ぜひ自信をつけてほしいです。

あなたもきっと大丈夫。私のこの記事がそう思えるきっかけのひとつになればうれしいです。