世の中にはたくさんの幼児教育に関する情報があふれていますよね。
私自身は、
『特定の子育て法や知育でこんなに頭がよくなった!成績がよくなった!』
というような体験談や書籍はあまり得意ではありません。
特に小さい子の記憶力がいいうちにどんどん詰め込むような教育は苦手です。
確かに勉強はできるに越したことはありません。
でもそれ以前に人生において楽しみを見つけたり、困難を乗り越えたりといったことを自分の力でできる子に育ってほしいと常々思ってきました。
そのためには幼児が最も長い時間を過ごす家庭でどのように教育を行っていくのがいいのでしょうか?
いろいろと本を読んで勉強したいところではありますが、いかんせん普段の家事&年子育児で手一杯!!!
「どこかに効率よくいい教育法を伝授してくれる本はないかな~」
、なんてムシのいいことを考えていたそんな折
ハッピーエデュ代表はせがわわかさんの著書『頭のいい子にする最高の育て方』(SBクリエイティブ株式会社)を見つけました!
これはまさに私が求めていた理想の教育本だ!ととっても感動したので、さっそくおすすめポイントを紹介していきますね。
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研究員ママが集めに集めた幅広い知識が一冊に凝縮!
『頭のいい子にする最高の育て方』の著者であるはせがわわかさんは、
一人息子さんのママであるかたわら、大手メーカーの研究員として仕事をされていたそうです。
なんと特許出願数は100件ほどとのこと!しかも京都大学大学院をご卒業。・・・ごくり。
なんだかすごそうなママですね。
そんなスーパーママが子育て本だけに限らず
発達心理学、脳科学などの専門性の高い知識を学び、海外の最先端の文献を片っ端から読んで、そのいいところだけを凝縮して出版されたのがこの本というわけです。
教育に関する専門性が高く、幅広い知識がなんと一冊で吸収できちゃう究極の時短教育本と言えるのではないでしょうか。
現代に求められる本当に頭のいい子とは?
はせがわさんは本書の冒頭で頭のいい子について
本当に大事なのは、どんな環境でも適応し、誰とでも仲良く付き合い、困った人がいたら率先して助け、多少の困難も乗り越える力をつけることではないでしょうか。
はせがわわか著「頭のいい子にする最高の育て方」より引用
と記しています。
ママたちが子供に教育を施そうとする時、いろいろな方法を模索しますが
どんな方法も最終的には「人生をうまく生き抜いてほしい」と子供の幸せを願っているんだと思います。
『先行きが不透明な現代だからこそ、うまく生き抜く力をつけさせたい』
まさに子供への愛ですね。
最先端の教育理論を知って、自分の子育てに自信を持とう!
さて、本の内容ですが、
まずは普段からママたちが自然に行っていることが多く紹介されています。
- 子供が泣いたり不安を感じているときはしっかり抱きしめてあげる
- 子供の前では夫婦喧嘩しない
- 我が子を他の子と比べない
など、保健師さんから言われたり、はたまた自分でも普段からよかれと思ってほとんどのママがやっていることではないでしょうか?
本書は、この以前から子供の教育にいいとされていることを科学的に説明してくれている点が最も特徴的だと思います。
たとえば
しっかり抱きしめてあげると、子供は不安を払拭・安心感を取り戻すことができる
↓
記憶を司る海馬や感情を司る偏桃体がぐんぐん成長
↓
子供はわくわくとした気持ちで学習でき、記憶力が高まる
といったように説明されています。
このように理論を知ると
「子供をしっかりスキンシップとったほうがいいなんてわかってるけど、そんな時間なかなかとれないよ~。」
とついつい思ってしまいがちな思考にストップがかかり
「子供のわくわくにつながるならちょっとやってみようかな?」
と思うきっかけになります。
実はママたちが普段は当たり前に思っていることも科学的な裏付けがあると、より自信がもてますね。
正解のないママ業ですから
「今までの自分間違ってないんだ、なかなかいい調子♪」
と思える機会ってとってもうれしいですよね!
日常の何気ない遊びこそ子供に秘められた力を引き出すチャンス!
もちろんよく知られた教育法以外にも、
子供の頭がよくなる遊び方や励まし方などに関する新しい知見もたくさん記載されています。
幼児期に
- 抽象的思考力(目の前にないものを想像する力)
- 空間認知能力(見えないものをイメージして頭の中で操る力)
を鍛える重要性はその他の知育本でも言われていますよね。
本書ではこれらの力を普段の子供との遊びで引き出そう!と簡単にできる方法が紹介されています。
抽象的思考力を育むには
絵本の読み聞かせが重要!その効果的な読み聞かせ方法とは?
空間認知能力を鍛えるなら
お絵かきや積み木。発達段階に応じた親の適切な働きかけとは?
これら以外にも本当にたくさんの方法が、具体的な遊び方の例とともに紹介されていますよ♪
つい言ってしまいがちなNGワードも載っていますので、時にギクリ!とすることも(笑)


ママのふとした疑問にも科学的にアンサー
その他にも
- 「ゲームはやらせていいの?」
- 「知育ドリルに集中させる方法は?」
- 「ひらがなはいつから?」
- 「いまさら英語を始めても手遅れ?」
などの日常生活でわいてくる教育に関する疑問にもひとつひとつ丁寧に回答してくれています。
もちろん科学的に!時には実験結果も示しながら!
たったひとつの家庭で成功した方法では
「再現性あるのかな~?」と思いますが、
研究で実際に効果があったという方法なら、すぐに試してみたいものですよね!
難しい専門用語も多いのですがきっちり説明されていますし、優しい語り口ですいすい読めます。
最後まで読んで、はせがわさん大好きになってしまいました!
とはいえなかなかボリュームがある本書。
最後まで一気に読むとだいぶ頭が疲れてきて、
「それで、結局なにをどうすればいいんだっけ??」
なんてなりがちなのですが、この本は最後におさらいのページがあるんです。
それまでの結論だけがずらっと並べてかかれているので
「あ、そうそう!今日はこれをやってみよう!」と復習にとても便利でした。
う~ん至れり尽くせり。


まとめ
『頭のいい子にする最高の育て方』は、今までのママたちの教育に自信を与えてくれつつ、新しい知見も授けてくれるハイブリッドな次世代教育本でした!
教育本ってなにから読んだらいいの?なママに幅広い知識を与えてくれること間違いなし。
今日から使える教育法がいっぱいですよ!
ぜひぜひ一読してみてくださいね。
子供の空間認知能力を鍛えるなら積み木!私がおすすめのくもんの積み木レビューもぜひ見てくださいね!

本書でもひらがなの学習は小学生までに!とのこと。小さいうちからこつこつと!

男の子の読み聞かせなら楽しい電車の絵本!夢中で聞いてくれますよ♪

ドリルかぁ~やらせてみたいけど高い・・そんなあなたにはダイソーのドリル!
