子供の歯の仕上げ磨きって本当に大変ですよね。
うちの息子も以前は歯磨きが大嫌いだったので、毎晩の仕上げ磨きにはいつも苦戦してました。
でも、そんなに風に汗だくになりながらやっている仕上げ磨きですが、よくよく考えてみると正しいやり方を習う機会がないんです。
毎日苦労しながらママが一生懸命やっている歯磨きですから、せっかくなら効果的に行なっていきたいものです。
そしてもちろん子供には絶対虫歯になって欲しくないですよね。
そんな時、私たちの心強い味方になってくれるのが歯科医と歯科衛生士による歯の定期健診です。
我が家では二人の子供が赤ちゃんの時から、定期検診を受けています。
この3年間定期検診を受けてきたことで、仕上げ磨きの効果的なやり方を教わったり、虫歯を早期に見つけて悪化させずに済んだりといいことがたくさんありました。
今回は検診に通って歯科医や歯科衛生士に教えていただいたことを交えながら、小さい子の歯の定期検診ってどんなことするの?どんなメリットがあるの?といったことをお伝えしていきたいと思います。
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歯医者さんっていつから行くの?
これはずばり、歯が生えたらすぐに!です。
乳歯は大人の歯に比べ弱いため虫歯になりやすく、その進行も早いと言われています。
定期的に歯のチェックをする事で、虫歯の早期発見ができるんですね。
うちは上の子の下の歯が2本生えた時に初めて検診に行きました。
そんなに早く行って大げさだと思われないか不安になるママも多いと思いますが、ノープロブレム!先生は笑顔で「よく来たね!」と迎えてくれました。
歯の定期健診ってどんなことするの?
まずは歯科医による診察から
赤ちゃんの場合は、ママが診察用の椅子に座り膝に縦に抱っこして検診をうけます。
大きくなって一人で座れるようになればママは隣で見ていてもいいそうです。
座れたらいよいよ診察開始!
先生が子供の歯を隅々まで見て、
- 虫歯はないか?
- 時期的に生えるべき歯がきちんと生えているか?
- 歯並びは正常か?
- 歯茎の状態はどうか?
などを細かく確認してくれます。
その後、現在の子供の歯の状況について教えてくれます。
たとえば、「歯肉に炎症が起きているよ。」、「歯の磨き残しのせいで着色があるよ。」など虫歯以外にも細かい事まで指摘してもらえます。
毎日仕上げ磨きをしていても、子供の口の中の異常に気が付くのはなかなか難しいので、しっかり状況を確認しておきましょう。
また必要があれば普段の食事やおやつのとりかたの工夫などの日常気を付けるべきことも教えてくれます。
ママからも子供の歯に関して心配ごとがあればここで聞いてみましょう。
1歳半検診や3歳検診などの集団検診では、虫歯のあるなしくらいしか教えてもらえないし時間をとってお話を聞くこともなかなか難しいので、ぜひ個別にいろいろ質問してみるといいと思います。
ちなみに先生は子供の診察は慣れていて、どんなに泣き叫んでいてもうまい具合にひょいひょいっと口の中を診察してくれます。まさに職業技!!
なので、子供がうまく診察を受けられるのか心配・・というママ、全然心配ご無用です。
先生の診察が終わったら次は歯科衛生士さんにバトンタッチします。
定期健診で聞いた なるほどめも①
飴やチョコレートなどのおやつは奥歯に挟まりやすく、長時間そこに留まってしまうので虫歯になりやすいおやつ。
小さいうちはバナナなどの果物やおにぎりが最もおすすめだそうです。
続いて歯科衛生士によるクリーニングと歯磨き指導
歯科衛生士さんが一緒に子供の歯を見ながら磨き残しがどこにあるかなどを詳しく教えてくれます。
その後、歯のクリーニングをしてもらいます。
クリーニングとは電動歯ブラシのような機械を使って、普段歯ブラシだけでは落としきれない歯垢をきれいさっぱり落としてもらうことです。
私自身も歯のクリーニングを受けていますが、めちゃくちゃさっぱりして気持ちがいいです。
ちなみに痛みは全然ないので子供にも安心して受けてもらえるものです。
次に実際に衛生士さんの前で子供に仕上げ磨きをしていきます。
この時
- どれくらいの力の強さで磨くのがいいか
- 歯にどれくらいの角度で歯ブラシを当てるか
- 口の中の筋や唇をうまく避けて、子供が痛くないようにやる歯磨きのやり方
など本当に丁寧に教えてくれます。
また先ほどチェックのあった磨き残しのある部分は特に重点的に指導してくれます。
実際に見ながら指導してもらえるので、仕上げ磨きがとっても上達しますよ。
正しいやり方を教えてもらえると、自宅でも自信をもって仕上げ磨きできますね。
実際に、私もはじめのころは仕上げ磨きが下手で磨き残しを多く指摘されていたのですが、検診に何度か通ううちに正しく仕上げ磨きができるようになりました。
歯磨き指導が終わったら最後にフッ素を歯に塗ってもらいます。
検診で聞いた なるほどめも②
歯と歯の間は特に虫歯になりやすいので、小さいうちからフロスは必須。
また歯ブラシは柔らかすぎると汚れをとる効果が落ちるので、ある程度のかたさが必要。
仕上げのフッ素塗布
最後にフッ素を歯全体に塗ってもらっています。
フッ素を塗ることによって歯の再石灰化を促し、虫歯予防につながります。
診察代とは別に自費の支払いになりますが、1000円程度なので、次回の検診までのお守りとしてやっていただいています。
フッ素塗布した後30分は飲食禁止になるので、検診の前にしっかり水分補給しておくのがおすすめです!
以上の検診をおよそ3~4ヶ月に1回受けています。
順番や指導の内容など歯医者さんごとに異なると思いますが、他の歯科医院のホームページなどを見てもおおむねこのような流れで検診が進んでいくようです。
ここまでで定期健診の一般的な流れをお伝えしました。定期健診を受けることで、虫歯の早期発見や虫歯にならない環境作りなどを学べますね。
さらに、小さいころから定期健診をうけることによるメリットは他にもこんなことがあります。
歯の定期健診をうけるメリットとは
子供が歯医者に行くのを怖がらなくなる
物心つく前から歯科検診に通っていると、最初はおっかなびっくり泣きながら通っていた子供も次第に慣れていきます。
むしろ我が子は「歯医者さん優しくて大好き!今日も行きたい!」などと言っているくらい現在ではとても協力的になりました。
歯医者さんは歯をぴかぴかにしてくれる気持ちの良いところ、と認識してくれているのかなと思います。
日常のふとした疑問も質問できる
「指しゃぶりがやめられないが歯並びに影響はないか?」、「なぜか口内炎ができやすい場所がある。」など、日常のほんの些細なことも定期健診の機会に聞くことができます。
特に子育てを始めたばかりの頃はわからないことばかりなので、ひとり自宅でスマホでもんもんと検索しているより、専門の先生に質問する機会があると安心できますね。
このようにメリットがたくさんある歯科検診なので、ぜひたくさんのママと子供に受けてほしい!と思っています。
次に定期的に歯科検診受けていてよかった~!という我が家のエピソードを紹介したいと思います。
虫歯を早期発見できた我が家のエピソード
息子は2歳初めころの検診で虫歯ができていることがわかりました。検診も通っていて、さほど甘いおやつも食べさせないのになぜ…子供の虫歯は親の責任だ!とひどく落ち込んだものです・・・。
しかし不幸中の幸いなことに、息子の虫歯は初期虫歯と呼ばれる虫歯の赤ちゃんのようなもので、これからしっかりケアしていけば、正常な歯に戻る状態だったのです。
まだ初期の虫歯だったため、そのまま歯を削ったりなどの処置はせず経過を見ていただくことになりました。
その後3回検診を受け、指導してもらった歯磨きの方法に加えフッ素が多く配合されている歯磨き粉を用いたり、虫歯になりにくいおやつにかえるなどしたところ、1年かかりましたが初期虫歯はなくなりました!
その時おすすめされた歯磨き粉がチェックアップジェルバナナです。
研磨剤なしで、1歳ごろから使えるフッ素配合はみがきジェル!
初期虫歯と診断された歯は、私がどんなによく見ても他の歯となんら変わりありません。それもそのはず、子供の虫歯は白いまま進んでしまうんだそうです。
定期検診に通っていなければ自分で気づくことはできず、どんどん進行していってしまったのだろうと思うと恐ろしいですね。
初期のうちに検診で気付いていただけたからこそ歯磨きだけで済んだので、定期的に通っていて本当によかったと思いました。
最後に:子供の歯なら特に小児歯科専門医がおすすめ
普通の歯医者さんでも子供の定期検診は行ってもらえますが、お任せするのが小児歯科専門医ならもっと安心です。
小児歯科学会専門医は、厚生労働省の認可を受けた、高度な小児歯科に関する専門的知識並びに治療技術を有する歯科医師です。
日本小児歯科学会HPより引用
小児の歯科治療に関する専門の知識と高いレベルを持った歯科医ということですね。
日本には数万件の歯医者があると言われていますが、なんと日本に小児歯科専門医は約1200人しかいないそうです。
小児歯科専門医は日本小児歯科学会のホームページで都道府県別に探せますので、お近くにいたらラッキー!ですね。
まとめ
今回は、子供の歯の定期検診についてその内容やメリットについてお話しました。
まだ定期健診を受けさせたことがないという方は、この機会にぜひぜひ行ってみてほしいです。
子供の歯の健康はママたちだけで守りきるのはなかなか難しいです。
検診にいっていろいろと質問してみましょう。
それがどんなに些細なことでも、しっかり相談にのってくださるはずです。
歯科医と歯科衛生士という優しくて心強いサポーターとともに子供の歯の健康を守っていきたいですね。